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アルツハイマー病が気になる時は、早期診断を!①

アルツハイマー病は、40歳代から60歳代に起こり、別名は「若年性認知症」です。急速に物忘れがひどくなり、判断の障害も生じてきて、社会生活ができなくなる病気です。

 この病気は、一九〇〇年代の初めにドイツの医師であるアロイス・アルツハイマーによって報告され、その名をとって「アルツハイマー病」と名付けられました。脳の神経細胞の脱落が急激に起こり、脳が萎縮していくのが特徴です。原因は、まだはっきりとはわかっていません。

物忘れとどう違う

 まずは記憶のメカニズムについて説明します。

 脳の記憶機能は、3つの部分から成っています。

①記銘…情報を脳に取り込み、覚え込む能力。

②保持…覚えた情報を脳に保存しておく能力。

③想起…脳に保存した情報を、思い出す能力。

 これらの機能のうち、どこかが障害されると、物忘れが起こります。

☆生理的な物忘れ

1.生理的な物忘れとは?

 アルツハイマー病は、最近はよく知られるようになり、物忘れが多くなると認知症の始まりではないかと心配する人が増えています。40歳を過ぎるころから誰もが物忘れをしやすくなり、例えば、「知人の名前が思い出せない、前日の夕食に何を食べたのか思い出せない」などです。しかし、これは誰にでも起こる加齢に伴う「生理的な物忘れ」で、心配する必要はありません。

2.生理的な物忘れの起こり方

 生理的な物忘れでは、物忘れの程度は軽く、じっくり考えれば思い出すことができます。

・よく知っている人の名前が出 てこない。

・前日の夕食の献立を思い出せ ない。

 というように、体験や出来事の一部だけを忘れるのが特徴です。生理的な物忘れは、主に「想起」の部分がうまくいかないために起こります。たとえ思い出せないとしても、それらの記憶は「記銘」され「保持」されているので、名前や献立を教えてもらえば、ああそうだったと納得することができます。また、生理的な物忘れでは、本人に「物忘れが多い」という自覚があり、大事なことはメモをとるなどで対応すれば社会生活への適応は十分可能です。

☆病的な物忘れとは

1.体験を丸ごと全部忘れる

 アルツハイマー病では、「記銘する力」が特に障害され、見たり聞いたりしたばかりのことを、記憶にとどめておくことができません。食事を終えたばかりなのに、「そろそろ食事にしましょう」などとと言うようになるのも、食事をしたという経験を、脳に記銘できないために起こる現象です。

2.新しい記憶からどんどん失 われていく

  アルツハイマー病では、記憶に関する他の機能も障害されます。過去の記憶を保持する能力が低下するのか、保持されている記憶を想起する能力が低下するのかわかりませんが、結果として過去の記憶が失われたように見えます。そのため、よく知っている人でも、それが誰なのかわからなくなることがあります。生理的な物忘れでは、その人の名前を思い出せないのですが、病的な物忘れでは、その人が知人であること自体を忘れてしまうのです。

  認知症が始まる前の記憶については、比較的近い部分から記憶が薄れていきます。そのため、自分の子供時代や若い頃のことははっきり覚えているのに、最近のことが記憶から消えるという現象が起きてきます。新しい記憶が消えてしまうと、自分がいる場所がどこだかわからず、周囲にいる家族さえ誰だかわからなくなります。

  病的な物忘れでは、本人に自覚がなく社会生活が困難になることもあります。

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