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肺炎球菌感染症予防に有効なワクチン接種が開始されました

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。進展して、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
肺炎球菌の結合型定期ワクチンには主に3種類あります。
1.ニューモバックスNP
2.プレベナー20(20価結合型ワクチン)
3.バクニュバンス(15価結合型ワクチン)
これらのワクチンは、通常1回の接種で生涯持続するとされていますが、年齢や健康状態に応じて追加接種が推奨される場合もあります。

☆高齢者に対する肺炎球菌ワクチン接種
高齢者に対する肺炎球菌ワクチン接種によって、重症な肺炎などにかかることを予防できます。65歳の方と、60~64歳で一定の基礎疾患がある方は1回接種ができます。
肺炎球菌には90種類以上の血清の型があります。ワクチン定期接種で使用されるのは、ニューモバックスNPで、23種類の血清型に効果があります。成人の侵襲性肺炎球菌感染症の原因の約4~5割を占めるという、この23種類の血清型の肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。

☆ワクチン接種の対象とならない方
65歳の方と60~64歳の接種対象者の中でも以下の方々は接種を受けられません。
⑴心臓、腎臓、呼吸機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方
⑵ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害がある方
⑶過去に23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがある方
⑷この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
⑸その他、発熱しているとか、重篤な急性疾患にかかっている方
⑹けいれんを起こしたことがある方
⑺妊婦または妊娠の可能性のある方
⑻予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方

☆肺炎球菌感染症予防の新しいワクチン接種が開始されています。
「キャップバックスR」は、成人の肺炎球菌感染症予防に特化した新しいワクチンです。2025年10月29日から接種が開始され、1回の接種で完結するため、複雑な接種が不要になります。このワクチンは、21種類の肺炎球菌血清型をカバーし、免疫記憶が長期間維持される結合型ワクチンです。65歳以上の方は公費助成対象となります。

☆侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の予防
「キャップバックスR」は、成人の肺炎球菌感染症予防に対して設計された肺炎球菌結合型ワクチンで、高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高い、と考えられる成人における肺炎球菌による感染症の予防を効能効果としています。

☆肺炎は日本人の死因の第5位と高位を占めています
*1 肺炎で亡くなる方の97.8%は65歳以上の高齢者が占めています
*2 肺炎球菌は、日常でかかる肺炎の病原微生物のなかで最も多い細菌です
*3 肺炎球菌が原因となる感染症のなかでも重篤なのが、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)です。IPDは本来、無菌である髄液または血液等から肺炎球菌が検出される感染症であり、予後が悪く、発症した成人の22.1%が亡くなり、8.7%に後遺症が残ったという報告があります
*4 肺炎球菌には、100種類以上の血清型がありますが、「キャップバックスR」は、2024年のデータでは、日本人成人が普段の生活の中で感染する市中肺炎の原因となる血清型の71.9%に対応し、 侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)では80.3%に対応

 「キャップバックスR」は従来のワクチンに比べて多くの血清型をカバーすることで肺炎球菌感染症予防がさらに進むことが期待できます。新しいワクチンですので呼吸器専門医に十分説明を聞き早い時期にワクチンを受けてください。

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